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2011年1月24日 (月)

つらら

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つららを眺めていると季節はずれのかめむしが飛んできました。

「昨年の夏に溺れているところを助けてもらったかめむしです」

「お元気そうでなによりです」

「助けてもらったお礼につづらをさしあげます。大きなつづらと小さなつづら、好きな方をどうぞ」

「小さい方をくださいな」

つづらをあけると中には小判が詰まっていました。

「あっ」

喜んでいたのもつかの間、つづらに気を取られているうちにパドルを波にさらわれてしまいました。

予備パドルを持って来なかったので困っていると、海の中から神様があらわれました。

神様は金のパドルを見せました。

「あなたの落したパドルはこれですか」

「いえいえ、私の落したのはそのパドルではありません」

次に神様は銀のパドルを見せてききました。

「あなたの落したのはこれですか」

「いえいえ、私が落したのはそのパドルでもありません」

次に神様はガラスポーツのパドルを見せました。

「それです。私のパドルはそのパドルです」

「あなたはとても正直な人だから、金のパドルと銀のパドルも差し上げましょう」

小判の詰まったつづらと金のパドル、銀のパドルをデッキにくくりつけて漕ぎ出しました。

以下省略

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